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【胎内市】世界の昆虫標本と生態展示で子どもも大人も楽しめる「胎内昆虫の家」

2019.05.07

身近だけど知らない世界!昆虫ワールドをのぞいてみよう

胎内市街地から車で20分ほど、自然豊かな山あいにある「胎内昆虫の家」は、外国の珍しい虫たちや世界中から集めた数千点の標本が間近で見られるほか、カブトムシやスズムシなど四季折々の虫たちを一挙に観察したり実際に触れたりできる虫の博物館です。入口すぐ近くにカブトムシとヘラクレスオオカブトに触れられるコーナーがありますよ♪

昆虫大好きなお医者さん?

昆虫の家を語る上で欠かせないのが馬場金太郎さんという人物。千葉県生まれ旧黒川村育ちのお医者さんで、世界的な昆虫学者としても活躍し、自身で精力的に採集した昆虫標本や書籍をここに寄贈しています。入口近くの特別展示室には、馬場さんの功績を語る資料が多く展示されています。

ホール

特別展示室の膨大な数の昆虫標本に驚かされますが、館内にはまだまだたくさんの展示があります。中央ホールには、世界中から集められたさまざまな色や形の昆虫が・・。日本では見ることのできない大きさや変わった形の虫たちが勢ぞろいです。

昆虫をジャンル・種類ごとに分けて生態を学べるパネル展示がずらりと並び、虫眼鏡を除いてみたり匂いをかいでみたりするコーナーもあります。まるで昆虫図鑑の世界に入り込んだようです。

標本だけでなく、昆虫にまつわる昔話やわらべ歌の紹介コーナーもあります。新潟県各地の方言と一緒に語られる虫たちの物語は、生活の身近に虫たちの存在があったことを感じさせます。「こっちのみずはあまいぞ」の歌詞で知られる「ほたるこい」は今でも有名ですよね♪

生きた虫たちを間近で観察

こちらは生きた虫たちを間近で観察できる生態展示のコーナー。普段ではなかなか見ることのできない巨大なクモやナナフシ、熱帯でしか見られない黄金色のクワガタなど珍しい昆虫がたくさんいます。ゲンゴロウやミズカマキリなど水の中に住む昆虫にも出会えます。

飼育ケースの横に設置してある虫眼鏡を使って、カメムシがクルミの汁を吸っている様子を拡大して観察してみます。驚かせないようにそっと近づいて・・長く伸びる口はどこから出ているかな?

黄色い線が体の周りを囲むゲンゴロウ。スポーツカーのようなフォルムがかっこいいです。じっと見ていると、水面にお尻を付けて空気を取り込む(呼吸)様子を観察できました。

自然が生み出す色彩に驚き

こちらの展示室には、世界中から集められた色とりどりの昆虫標本がずらりと並びます。モルフォ蝶の標本は見る角度によってつやのある羽根が青色にも紫色も変化して見えます。うんと近寄ってみたり引いてみたり、時間が経つのを忘れて見てしまう美しさです。

この「キンイロコガネムシ」には、本当に自然の色!?と驚いてしまいました。黒や緑色のコガネムシは見たことがあるけれど、金色の虫なんているんだ・・。知らないだけで世界には面白いものがたくさんあるのだと思い知らされます。

「さわってみませんか」と案内が書かれた水槽には砂利や落ち葉が敷き詰められています。どこにどんな虫が隠れているんだろう・・。とドキドキしながら、虫を探し出す面白さ。子どもはもちろん大人も童心に帰って楽しめます。

【マップ】

胎内昆虫の家

胎内市夏井1204-1

電話
0254-48-3300
開館時間
午前9時~午後5時(ただし入館は午後4時30分まで)
休館日
月曜日(ただし月曜日が祝日、振替休日にあたる場合はその翌日、また、7月25日から8月31日の間の月曜日を除く)、冬期間(12月1日~3月19日)
入館料
個人:一般410円、小中学生260円、団体(20名以上):一般310円、小中学生210円
駐車場
施設内
飲食店
自動
販売機
おむつ
交換台
HP
http://www.city.tainai.niigata.jp/kurashi/kyoiku/bunka-sports/insect/ (外部サイト)

※2019年5月7日現在

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