子育て&ワーク

子どもの前向きに生きる力を育む親子コミュニケーション(2)

2018.10.05

子どもとの信頼関係を築くために心がけたい3つのコト

皆さんは、お子さんとの間に信頼関係を築けていますか?
「子どもの前向きに生きる力」を育むために、親として子供と関わる中で大切にしたいこと、それは、信頼関係の構築を意識した関わり方。

子どもとの信頼関係

子どもと信頼関係を築くために心がけたい3つのコトがあります。

1つ目は、子どもの話に興味・関心を持って、うなずきながら、あいづちを打ちながら、問いかけをしながら、しっかり聴いてあげること。

2つ目は、その会話の中で、受容・共感の関わりを大切にすること。
受容=受け入れる。認めてあげる。
共感=『共に感じる』こと。同感とは違います。自分の想い、自分の気持ちをしっかりと持ちながら(自分は自分でありながら)、感情を共に感じること。心で感じること。その子の想いを理解しようとすること。

3つ目は、私の子だから私と同じ考えだろう…と決めつけず、『その子らしさ』に目を向けて『その子らしさ』を尊重すること。
確かに親子、似ている部分も多いとは思います。けれども、その子1人1人に個性があり、思いがあります。
「この子は私に似ているし、私はこんな時こう思うから、きっとこの子もこう思っているはず。」
「私はこんな時、こうするから、この子もそうするだろう。そうしたいだろう」
そんな風に決めつけず、「私はこんな時、こう思うけど、この子はどうだろう?」
そんな視点で、受容・共感を意識しながら、会話を重ねて頂けたらと思っています。

子どもとの信頼関係

こういった関わり方をしていくことで、子どもにとっては、「お母さん、お父さんは、自分のことを理解しようとしてくれている」「自分の味方でいてくれる」「認めてくれている」という自信、自己肯定感につながり、それが親と子の信頼関係につながります。
そして、このような安心感を土台に、子どもの頑張るチカラ、前向きに生きるチカラが育まれます。

子どもとの信頼関係

子どもの話にじっくり耳を傾ける、受容・共感の関わり、その子らしさに目を向けること…
目まぐるしい日々の中では、意識しないとなかなか難しいかもしれません。日々の育児の中では、イライラすることもあるでしょう。自分の心に余裕がない時には出来ないかもしれません。
けれど、お伝えした3つのことを念頭に子供と関わる機会を、ぜひ意識的に増やしていってみてください。
それは結果的に、「子どもの前向きに生きる力」を育みます。
また、このような親と子の関わり方を通じて、子ども自身も人との関わり方を学んでいくことでしょう。

次回は、子どもの前向きに生きる力を育む親子コミュニケーション(3)『今この時期だからこそ大切にしたいコト(1)乳児期~幼児期編』をテーマにお届けします。

  • あなたがイキイキ輝ける『あなたらしい』キャリアと、お子さんがイキイキ輝く『その子らしさ』を大切にしたこれからの歩みを…いつも応援しています!

  • 若槻彩子(わかつき あやこ)

国家資格キャリアコンサルタント・キャリアカウンセラー/JCDA認定CDA(キャリアデベロップメントアドバイザー)/音楽療法インストラクター/メンタル心理ミュージックアドバイザー/快眠セラピスト/メンタル心理ヘルスカウンセラーなどの知識・資格を活かした個別キャリアカウンセリングやイベント・研修等を中心にキャリア支援活動を行なう。講演実績多数。
https://wcareer.jimdo.com

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