子育て&ワーク

子どもの前向きに生きる力を育む親子コミュニケーション(1)

2018.09.05

子どもの服は誰が選びますか?

以前、小学校2年生の子をもつお母さんから、このような相談を受けたことがあります。
「子どもが学校に来ていく服を選んで、私に、これどうかな?って持って来たんだけど、その組み合わせが合っていなくて…。おかしいわよ!って言ったんです。ちょうど2日続けてそんなやりとりがあって…。そしたら、それ以降自分で服を選ばなくなってしまって。あの時、私は子どもに何と言ってあげたら良かったのでしょう?」

こんな時、あなただったら、お子さんに何と言いますか?どう声をかけますか?
どんなスタンスでお子さんと接しますか?

ララライフ|子どもの服選び

子どもの前向きに生きる力を育む上で心がけたい親としての関わり方の1つが、子どもに考えさせること。
そして、そこで出した答えを認めてあげること。一番の味方になってあげること。

これからの時代、指示通りこなすことや、言われたことだけをやるのは、ロボットやAIでも出来ること。人に求められる力は、考える力、考えて行動する力、アイデアを出す力…。

洋服を選ぶことも、家でできる子どもに考えさせる機会の1つ。
そして、それを認めてあげることも、子どもの前向きに生きる力を育む関わり方の1つ。

子どもの前向きな気持ち

子どもだけでなく、人は認められたり、褒められたりすることで自己肯定感が高まります。自信につながります。改めて「これで良いんだ」と、自分らしさが明確になります。
そんな、人からの承認、明確になった自分らしさが次の行動への活力になります。いろいろな可能性が広がります。

とはいえ、もし子どもが、友達からコーディネートを指摘されてショックを受けて帰ってきたら、友達に何と言われたのか?そう言われたことに対してどう感じたのか、じっくり聴いてあげてください。そして、お子さんが「選んだ判断」を否定せず、一番の味方になってあげてください。

お母さんは一番の味方

お母さんが話を聴いてくれる、味方でいてくれるという安心感から、お子さんの強い気持ちが育まれます。
 
お子さんがこれから生きていく上で、いろいろなことがあるでしょう。
けれど、こんな幼少期の親と子の関わり方を土台に、子どもの前向きに生きる力が育まれます。

子どもの前向きに生きる力を育むために、日々の生活の中で、考えさせる、認めてあげる、一番の味方になってあげる、そんな関わり方を是非心がけてみてください。
 
次回は、子どもの前向きに生きる力を育むコラム(2)『子どもとの信頼関係を築くために心がけたい3つのコト』をテーマにお送りします。
 
  • 今日も1日おつかれさまです!
  • イキイキ輝けるあなたらしいキャリアと、ママさんについては、お子さんの『その人らしさ』を大切にしたこれからの歩みを…いつも応援しています。

  • 若槻彩子(わかつき あやこ)

国家資格キャリアコンサルタント・キャリアカウンセラー/JCDA認定CDA(キャリアデベロップメントアドバイザー)/音楽療法インストラクター/メンタル心理ミュージックアドバイザー/快眠セラピスト/メンタル心理ヘルスカウンセラーなどの知識・資格を活かした個別キャリアカウンセリングやイベント・研修等を中心にキャリア支援活動を行なう。講演実績多数。
https://wcareer.jimdo.com

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