【十日町市】「絵本と木の実の美術館」で想像力いっぱいのアートを体験しよう
2021.07.20
アートと自然を楽しむ美術館へようこそ!
十日町市にある「鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館」に行ってきました!
ここは旧真田小学校の木造校舎をまるごと美術館に変えた施設で、「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2009」で誕生した、空間絵本美術館です。
廃校が丸ごと美術館に!
さすが元小学校!校庭だった場所は現在駐車場として利用しています。
ユニークなブランコが目印です。
下駄箱で靴を履き替えると、受付があります。入館料は一般800円、小中学生300円です。(その他、イベント中や「トペラトトクラブ」会員の利用により料金変動があります。詳しくはページ下部の施設ホームページをご覧ください。)
校舎中に広がるカラフルな絵本の世界
校舎に入った途端、目に飛び込んでくるカラフルなオブジェ!
広い体育館の全体に広がる数え切れないほどのオブジェは圧巻です!
「絵本と木の実の美術館」は、校舎全体がアーティストで絵本作家の田島征三さんの作品になっています。田島さんの絵本『学校はカラッポにならない』の世界観を表現した「空間絵本」なんだそうです。
絵本『学校はカラッポにならない』は、廃校になった小学校に訪れた最後の在学生ユウキ、ユカ、ケンタの3人が学校に住みついていた色々なオバケと出会っていくお話です。「学校はなくなっても思い出は消えない」というメッセージが込められた作品で、校舎内の至る所に、絵本をモチーフにしたアート作品が展示されています。
隠れていたのは美術館の人気者
順路に沿って2階に上がると、奥の部屋からこっそりとこちらを伺うなにかが…。
隠れていたのは美術館の人気者「トペラトト」というオバケ。
みんなの思い出を食べる「トペラトト」は物語の重要な鍵を握るキャラクターで、子どもたちにも大人気です!
遊びに来た子ども達は「トペラトトはどこー?」と楽しみながら探すんだそうです!
ここはあのシーンかな?想像力が膨らみます♪
「これは絵本のあのシーンかな?」「あのキャラクターはいるかな?」と楽しみながらアートを感じることができるのが「絵本と木の実の美術館」の特徴です。もちろん絵本を読んだことがない方でもユニークなオブジェに想像力が膨らみます♪
このオブジェは、見るだけではなく体験できるアートになっています。自転車を漕ぐと、車輪と繋がるオブジェが動き、太鼓をたたきます!夢中になって自転車を漕いでしまいますね!アートの一部になれる人気スポットです!
※自転車はゆっくり漕いでください。
オブジェの正体は?
美術館を彩るたくさんのアート作品。これらはすべて流木や木の実でできているんだそうです!よーく見るとモクレンの実やどんぐりなど身近な木の実がいっぱい!
これは何かな?と想像するのも楽しいです!
季節ごとに企画展示も
ここでは大地の芸術祭期間外でも通常展示はもちろん、企画展覧会も行っています。取材した時期は「少年からみた魚と、魚からみた少女」というテーマで、田島さんの絵本『つかまえた』と『とわちゃんとシナイモツゴ』の習作と原画を展示していました。
企画内容は季節ごとに変わります。施設ホームページでご確認ください。
広がり続ける空間絵本の世界
美術館の校庭では「外の空間絵本」が展開されつつあります。そこには、池、小川、田んぼ、ヤギやたくさんの小さな生き物が暮らすビオトープがあります!
今度開催する大地の芸術祭ではこの「外の空間絵本」に「とわちゃんとシナイモツゴ」をモチーフにしたオブジェを展示するそうです!「絵本と木の実の美術館」はどんどん広がって新しくなっています。
校舎の中にはミニチュアビオトープが!よーく見ると草むらには生き物たちのイラストが隠れています。
こちらの掲示板では、ビオトープにいる生き物をイラストで紹介しています。
絵本がいっぱい!
順路の最後には『学校はカラッポにならない』をはじめとした田島さんの絵本が置いてある図書コーナーがあります。
子どもたちが絵本をじっくり読めるように、子ども用の椅子も置いてあります。
さっき見たあのアートはこの場面かな?
絵本を読んだ後は、ついついもう1回最初から美術館をまわって確かめたくなってしまいます。
オリジナルグッズが人気!
美術館内にはオリジナルグッズや絵本、大地の芸術祭グッズを取り扱うショップもあります。
ここでは田島さんの絵本も購入できますよ♪
ここでも一番人気はもちろん、トペラトト!
トペラトトの描かれたTシャツやぬいぐるみ、マスキングテープが人気だそうです!
ちょっととぼけた表情が可愛いですね^^
施設内には飲食スペース「Hachi Café」もあります。現在「Hachi Café」は感染症対策のため休業中ですが、テイクアウトのドリンク、スイーツを販売しています。
晴れていれば、「外の空間絵本」エリアもご利用いただけます。
トイレにはオバケはいません
古い校舎のトイレというとオバケが出そうなイメージですが、ここは改装されており、とっても綺麗です!
広くて、おむつ替えスペースもあるので、安心ですね!
ヤギの親子にも会いに来てね!
絵本を読んだ方も読んでいない方も、想像とアートの世界をたっぷり楽しめるユニークな美術館です♪
絵本にも登場するヤギのシズカと生まれたばかりの可愛い仔ヤギの親子もいるので、ぜひ会いに来てくださいね!
【マップ】
絵本と木の実の美術館
十日町市真田甲2310-1
- 電話
- 025-752-0066
- 営業時間
- 10:00~17:00
10・11月は10:00~16:00 ※最終入館は閉館時間の30分前 - 休館日
- 水・木曜日(祝日の場合は翌日、5・8・9月は変更あり)
※冬期休業あり
※「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」開催期間中は無休、開館時間変更あり - 駐車場
- 有(約20台)
- おむつ
交換台 - 有
- 授乳室
- 無
- 施設内飲食
- 有
- 自動販売機
- 無
- 利用料金
- 一般800円 小中学生300円
※「トペラトトクラブ」の入会で入館料無料
※その他、条件により割引等料金変動があります。詳細は施設ホームページをご覧ください。 - HP
- http://ehontokinomi-museum.jp/(外部サイト)
※2021年7月20日現在