お出かけ

【村上市】日本で最初の鮭の博物館!「イヨボヤ会館」

2018.12.20

『イヨボヤとはサケのこと』

だんだんと寒くなってきましたね。久しぶりに天気に恵まれた先日は、イヨボヤ会館に行ってきました!地域のサケにまつわる歴史や文化を学べる展示や、季節によっては産卵やふ化するまでの様子も観察できるそうです。室内施設なので、天気が悪くても心配ないのが魅力です。

サケのまち村上をじっくり

イヨボヤ会館|インフォメーション

最初に迎えてくれるのは「村上インフォメーション」コーナー。観光スポットや地域の伝統行事、名物の紹介までぎっしりです。ご当地キャラクター「サケリン」グッズやサケ関連の書籍、おみやげ販売コーナー、来館記念スタンプも要チェックです!

イヨボヤ会館|エントランス

こちらは村上のサケと共に、有名な三面川(みおもてがわ)の漁法や漁具などを紹介するコーナー。木で作られた舟やテンカラ(サケを引っかけて捕る漁具)など数多くの展示が並びます。川を見張るための番小屋(写真右)は、大正時代には十数カ所に設置されていたそう。サケ漁の盛り上がりが伝わってきます!

イヨボヤ会館||サケ料理

“サケどころ”ならでは!村上の人々の暮らしとサケの関わりが、年中行事とサケ料理を通して紹介されています。見ているだけでお腹が空いてきそう・・。

イヨボヤ会館|孵化水槽

こちらミニふ化場の水槽では、淡いピンク色をしたサケの卵が水に揺られていました。10月から1月ごろには、実際にふ化する様子を見ることができるそうです。三面川水系に生息する魚などを観察できる水槽や、実際に魚に手を触れることのできる「タッチ水槽」などもあります。

村上のサケ文化をもっと

イヨボヤ会館|鮭皮ジャケット

2階はさらに、地域の歴史や風習などを民具や写真の展示でたどることができます。もちろんサケにまつわる展示もズラリ。村上で生まれた「サケ言葉」の紹介も、その数の多さにおどろきます。明治・大正・昭和時代のポスターや缶詰のラベルも面白いですし、サケの皮で作ったジャケットは必見ですよ!

イヨボヤ会館|サケ科学館

「サケはどうして生まれた川に戻ってくることができるの?」 そんな質問に答えてくれるのが「こどもサケ科学館」のコーナー。サケについての豆知識を、展示やパソコンで大人も一緒に楽しく学べます。

サケに会いにいこう

イヨボヤ会館|サケ生態監察室

こちらは地下1階の「生態観察室」のコーナー。1月ごろから9月ごろまではサケの稚魚、10月から12月ごろは成魚の生態を観察できます。産卵のために川底を掘る様子や、タイミング次第では産卵シーンに遭遇できるかも!サケの他にもイトウやチョウザメなどの珍しい淡水魚もいます。

イヨボヤ会館|サーモンロード

音と光の演出で楽しませてくれるサーモンロード。通路を歩いていくと、サケの産卵から成長をイメージした映像が浮かび上がります。川の中を歩いていくような幻想的な雰囲気に包まれます。

イヨボヤ会館|青砥部平治

サケが生まれた川に帰る習性に着目して、その自然増殖の仕組み「種川の制」を考案した村上のお侍、青砥武平治(あおとぶへいじ)さんの功績も知ることができます。パネル展示のほか、分かりやすいアニメ映像もどうぞ♪

イヨボヤ会館|顔出しパネル

館内の地下には顔出しパネルがあって楽しい。ついつい・・。青砥さんに憧れたらこちらをどうぞ。

イヨボヤ会館||三面川

全長50メートル、幅8メートルの大観察室には驚かされます。三面川の分流「種川」に設置された観察窓から、川の中や自然のままの生き物の姿を観察できてしまうのです。秋には遡上(そじょう)するサケの様子も!早速こちらも覗いてみましょう。

イヨボヤ会館|水中から

青空と紅葉と、川を渡る魚たち・・。ガラス越しに見る風景は素晴らしく、眺めていると時間を忘れてしまいそうです。季節ごとの景色を見てみたくなります。水中から見る雪景色も面白そうだなぁ。

イヨボヤ会館|鮭公園

イヨボヤ会館の横には「鮭公園」もあります。お子さまと走り回って遊ぶもよし、園内を一望できるあずまやで一息つくのもよし。春は桜も楽しめるそうですよ♪

【マップ】

イヨボヤ会館

新潟県村上市塩町13-34

電話
0254-52-7117
営業時間
9:00~16:30
休館日
12月29日~1月3日
利用料金
大人600円、小中高生300円
駐車場
134台
HP
https://www.iyoboya.jp/(外部サイト)

※2018年12月20日現在

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