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「純和風の町家をDIYで明るくオシャレに」中古住宅を選択したIさんにインタビューしました!

2021.01.05

結婚後、祖母の住んでいた町家づくりの家に住んでいたIさん。新たに移り住んだのは、お隣さんの家。大きさも間取りもほとんど同じ家では、「引っ越した感じがしない」とリフォームと一緒に取り組んだのはDIY。こだわりやメリットについて聞きました。

Q1.どのような経緯でこの物件に出会いましたか?

以前住んでいたのは祖母の家でした。祖母が高齢で施設に入って空き家になり、代わりに私たちが住んでいました。今住んでいる家はお隣さんで、昔から家族ぐるみでお付き合いがありました。家を売りに出すという話を母から聞き、同時に購入を勧められたのがきっかけです。

私たちの他にも購入を希望している方がいらっしゃったようですが、良く知った仲ということで購入させていただくことができました。この近辺は昔ながらの「町家通り」で、家と家の境界線が結構あいまい。家の裏側や中庭に抜ける通路などを共有していて、全く知らない人に土地や家を譲ることには抵抗を感じていらしたようでした。

他の物件は検討しませんでした。住む場所を求めるとなれば私や夫の実家もあるし、夫は転勤族。大々的に家を購入する気持ちにはなりませんでした。隣の家に3、4年住んで、町家の生活動線にも慣れていたし、近所の方が親切で、子どもを見守ってくれたり、野菜を分けてくれたり、冬は雪かきを手伝ってくれたりと、何かと手を貸してくれます。

Q2.リフォームの内容について教えて下さい

キッチンからお風呂、トイレの入れ替え、2階にトイレを増設、床や天井の張り替え、雨漏りの原因になっていた屋根の傷み、下水管の修理などいろいろな部分で業者に入ってもらいました。「開けてびっくり!」という感じですね。壁は自分たちで砂壁をはいで漆喰(しっくい)を塗って仕上げました。家全体で1カ月くらいかかりました。

障子戸は、木枠部分を白く塗り、障子を透明なビニールクロスに、ガラス戸のガラスはプラダンボールに交換しました。見通しが良くなって部屋が広く、明るくなりました。子どもがぶつかってガラスを割る心配もなくなりましたし、防寒や防音効果もあるようで、挑戦して良かったと思っています。

Q3.中古物件やリフォームを選択して良かったことは何ですか?

自分はこだわりが強いので、新築でゼロから家づくりを考えるとなると、業者さんとの調整も含めて、ものすごく時間がかかると思いました。中古住宅やリフォームなら、自由度は低くなりますが、既存のものをどう工夫するかを考えれば良いので、シンプルに気負わず楽しく家づくりを考えることができました。

費用もかなり節約できました。土地と家の入手費用が150万円ほど、リフォーム費用が600万円強でした。家具やキッチンなどの設備は、自分たちで住宅展示場や住宅機器メーカーを見て回って、価格や性能について勉強しながら、展示品を格安で購入したりして節約しました。

Q4.これから中古住宅の購入や住宅リフォームを検討する方へアドバイスをお願いします

前の持ち主の方の荷物がなかなか片付かず、困ったことがありました。運び出してもらえるようお願いしましたが、半年以上かかりました。荷物の移動やリフォーム作業の日程など、前の持ち主の方とよく話し合っておくことが大切だと思います。住んでみて、直したい部分が出てきたら、その都度考えながらリフォームできることも魅力です。DIYも楽しいですよ。自分の家ですから。

取材協力

I様家プロフィール
  
お住まい
上越市
家族構成
本人(32歳・会社員)
夫(33歳・会社員)
長男(4歳)
   

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