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「女性のための節約セミナー」を開催しました!

2020.01.06

「女性応援プロジェクト」の一環として2019年11月に県内3会場(上越市、新潟市、長岡市)で、女性のための節約セミナー「今日から実践!ラクラク節約生活」を開催しました。
3会場で約120名の方にご参加いただき、好評のうちに終了いたしました。
講師を務めた和田由貴さんの毎日の暮らしに活かせる実践的なセミナー内容をご紹介します。ぜひ「節約」について考えるきっかけにしてください。

講師紹介

和田 由貴さん
消費生活アドバイザー、家電製品アドバイザー、食生活アドバイザーなど、幅広く暮らしや家事の専門家として多方面で活動。また、環境カウンセラーや省エネルギー普及指導員でもあり、2007年には環境大臣より「容器包装廃棄物排出抑制推進員(3R推進マイスター)」に委嘱されるなど、環境問題にも精通する。私生活では2人の子を持つ母で現役の節約主婦でもあり、日常生活に密着したアドバイスを得意とする。「節約は、無理をしないで楽しく!」がモットーで、耐える節約ではなく快適と節約を両立したスマートで賢い節約生活を提唱している。ホンマでっか!?TV、あさイチ、アッコにおまかせ、スッキリ!、ヒルナンデス!など多数出演。

節約は目的ではなく手段です!
無理せず我慢せず、楽しみながら節約して「生きたお金の使い方」につなげましょう!

主なセミナー内容

  • 正しい節約とは?
  • 節約体質になる方法
  • 日々の生活に生きる節約の基礎知識
  • 最新節約トレンド情報
  • お金の上手な貯め方・使い方

正しい節約とは?

一番ストレスが少なく継続的な効果がある「固定費の見直し」

まずは毎月決まった額を払っている固定費の見直しからはじめましょう。例えば住宅ローンや保険料、スマホの基本料金などを見直すことが節約につながります。手続きが面倒などの印象から後回しにしがちですが、一度見直してしまえば良いので、実は一番ストレスが少なく、効果が継続します。毎月金額が変わる食費や光熱費などを節約しようとすると、どうしても暮らしの質が変わってしまい、ストレスを感じやすく、長続きしなくなってしまいます。ダイエットのように大切なのはリバウンドしないこと。一時的な効果より、継続的な効果を生める仕組みづくりが重要です。

節約体質になる方法

あったら便利はなくても平気
本当に必要かどうか、吟味してお金を使いましょう。

まずはお金の貯まらない思考習慣に陥っていないかチェック。一つずつ見直していきましょう。大切なのは、本当に必要か考えて買うこと。迷った時は、使用する自分をイメージすることで、使える回数や買うことの効果も具体的になり、じっくり吟味できます。
物理的にお金を使えなくする仕組みをつくることも効果的です。毎月の収入の中から残ったお金を貯めるのではなく、先に貯蓄分を別口座に移してしまい、残ったお金でやりくりする「先取貯蓄」がお勧めです。「先取貯蓄」に向いている財形貯蓄自動振替の積立預金等のサービスもチェックしてみましょう。

節約が苦手な人に共通の「お金の貯まらない習慣」

  • 特売、セールなどの「お得」につられて必要ないものも買ってしまう
  • 通販の送料無料サービス等、損をしないようにと無駄なものを買ってしまう
  • 値段が安いという理由だけで必要ないものを買ってしてしまう
  • 用もないのにコンビニなどのお店に寄ってしまい、衝動買いをしてしまう
  • 固定費を仕方がないものとして見直しを諦めてしまう

節約の基礎知識

家電の見直しから、スマホ契約の見直しまでおススメ節約方法を紹介。
「お金」の情報に敏感になることが大切です。

電気代の節約
冷蔵庫、照明器具、エアコン、温水洗浄便座など、電気を多く消費する家電は、近年、省エネ性能が飛躍的に向上しています。家電を買い替える場合は、省エネ効果が高いものを選ぶと電気代が節約できます。以前はプラグを抜くことで節電になることもありましたが、現在は機器の見直しの方が効率的と言えます。電気ポットや電気カーペットなど熱を発生させる家電は電気代が高くなりがちです。必要以上に使っていないかなど毎日の使い方を見直してみましょう。

家電買い替え時期の検討におススメ。
環境省が運営しているサイト:省エネ製品買換えナビゲーション「しんきゅうさん」
https://ondankataisaku.env.go.jp/shinkyusan/

〇食費の節約
食費は1ヶ月の予算を決め、その中でやりくりすることが大切です。予算を立てるうえで、「3:1の法則」を参考にしてください。また、「安く購入する」より「使い切ってから購入する」サイクルをつくることが重要です。メニューに合わせて買い足すのではなく、今ある食材で献立を考えるクセをつけましょう。缶詰や乾物は定期的に賞味期限をチェックすることで、無駄が防げます。

「3:1の法則」
仮に食費予算を4万円としたら3万円を生鮮食品などの日々の食材費、
1万円をお米や調味料など長期保存の食材の予算を3:1に分けて考える。
日割りで予算管理すると、長期保存の食材が管理しづらいが 予算を分けることで調整しやすくなる。

〇通信費の節約
家計の中で電話通信料の占める割合は、年々増加しています。この費用を節約する上で注目したいのが、MVNO(Mobile Virtual Network Operator)と呼ばれる格安SIMカード販売事業者。通信の音質・速度・つながりやすさは、大手キャリアのサービスとほぼ変わらないので、検討をお勧めします。定額で使い放題(動画見放題や音楽聴き放題等)で人気のサブスクリプションサービスも、実際の利用状況などを定期的に見直し、不要なものは解約しましょう。

まとめ

節約の敵は「食わず嫌い」と「思い込み」。
楽しみながら情報をアップデートしていきましょう。

家電の性能やスマホの契約方法など、新しい商品やサービスが次々と生まれています。
いまや「知って得する」から「知らないと損する」時代になったと言えるでしょう。
「面倒くさい」「よく分からない」と敬遠せずに、楽しみながら調べ、生活に取り入れてみてください。

参加者の方の声

今日から実践できる内容盛りだくさんの先生のお話に、皆さん、メモを取りながら熱心に耳を傾けていました。参加された方にとって有意義な時間になったのではないでしょうか。実際にセミナーに参加された方に感想を伺いました。

「電源プラグを抜くなど、普段、節約しようと思って実践していることが実はそれほど効果がないと分かって驚きました。やはり専門家の方のお話を聞くことは大切だなと実感しました。」

「友だちに誘われて参加しました。お金のことはなかなか普段聞く機会がないので、参加できて有り難かったです。」

「具体的な内容が多く参考になりました。スマホの契約、早速見直したいと思います。」

今後も新潟ろうきんは、暮らしに役立つ情報や商品・サービスの提供を通して、皆さんのお役に立てるよう努めていきます。

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