『キャリア』に関するマメ知識(2)
2018.07.05
専業主婦も立派なキャリアです!~あなたの人生における役割とは?~
あなたは今、何をしていますか?
どのような役割を担っていますか?
アメリカの教育学者ドナルド・E・スーパー氏が提唱した『ライフキャリア・レインボー』という考え方があります。
キャリア=人生と捉え、人が成長していくライフステージの中で様々な役割(ライフロール)を演じ、自分を形成していく…そんな理論です。
そう、人は人生において様々な役割(ライフロール)を演じることで、自分らしさ、自己の存在を感じているのです。
この全ての役割(ライフロール)が人それぞれの『キャリア』。
人生における年齢、その時々のステージで、この役割のいくつかを選んで組み合わせることで、人は、自分らしさ、ありたい自分を実現し、自分らしいキャリアを歩んでいるといえるでしょう。
その役割(ライフロール)とは、子供(娘・息子)、学生、家庭人、市民、職業人、余暇人など…
つまり、専業主婦も「家庭人」という立派なキャリア。
共働きの方は、「家庭人」であり「職業人」。
何らかの勉強をしている人は、「学生」という役割も演じています。
町内活動やボランティア活動など「市民」という役割が加わっている人もいるでしょう。
自分の子供の前では「親」という役割をもつ人も、自分の親の前では「子供」という役割が加わります。
人生における充実感は人それぞれ違います。
1つの役割だけで満足する人もいれば、物足りなさを感じる人もいます。いくつかの役割を組み合わせて充実感を得ている人もいれば、役割が多すぎて負担を感じている人もいるでしょう。
もし今の人生が満たされていない、負担が多いと感じているなら、演じている役割の組み合わせがミスマッチか、役割のバランスが取れていない可能性があります。
そんな時は、役割を付け加えたり、減らしたり、力の入れ方や役割の内容を変えるなど、その時々に応じて、役割を見直すことも必要なのです。
専業主婦も立派なキャリア。家事・育児に専念する専業主婦期間も、今しか経験できない貴重な時間。
だけど、これだけでは充実しているとは思えない時は、他の役割も組み合わせることで、より充実感のある豊かな人生、あなたらしいキャリアを歩むことが出来るでしょう。
あなたの今を大切に。
次号は「『キャリア』に関するマメ知識(3)」として、『40代男性の苦悩』をお届けします。
- 今日も1日おつかれさまです!
- あなたがイキイキ輝ける『あなたらしい』キャリアと、ママさんについては、お子さんの『その子らしさ』を大切にしたこれからの歩みを…いつも応援しています!
- 若槻彩子(わかつき あやこ)
国家資格キャリアコンサルタント・キャリアカウンセラー/JCDA認定CDA(キャリアデベロップメントアドバイザー)/音楽療法インストラクター/メンタル心理ミュージックアドバイザー/快眠セラピスト/メンタル心理ヘルスカウンセラーなどの知識・資格を活かした個別キャリアカウンセリングやイベント・研修等を中心にキャリア支援活動を行なう。講演実績多数。
https://wcareer.jimdo.com